3月12日の「Empire 成功の代償」を皮切りに、今年もエミー賞根回しイベントの真っ最中です。通常この手のイベントを開催するATAS(テレビ芸術科学アカデミー)レナード・H・ゴールデンソン劇場が昨年8月以降改築中です。従って、2015年度のエミー賞根回しイベント会場は主催者側が決めるため、バーバンクからサンタモニカ、果てはLAのダウンタウンからカルバーシティーに散らばっていて、夕方のラッシュアワーを考えると、つい億劫になってパスしてしまいます。
【3月のスケジュール】
3月12日「Empire 成功の代償」
3月26日 「Better Call Saul」(「ブレイキング・バッド」のスピンオフ)
今年の根回しイベントの皮切りは、日本でも放送されている好調の「Empire 成功の代償」だった。根回しイベントが始まった2012年に比べると、招待状はハガキからメールに移行している。コピーしてここに貼り付けるのには、手間が省けて有難い。
【4月のスケジュール】
4月6日「Conan in Cuba」(トーク番組)
我が家から最短距離のワーナー撮影所内の劇場で開催された「Conan in Cuba」の根回しイベント。トーク番組の司会者コナン・オブライエンが、最近、米国と国交正常化に向かっているキューバでの異文化体験を綴るドキュメンタリー。どのカテゴリーに入るのだろう? (c) Meg Mimura
4月8日「Derek」(リッキー・ジャーヴェイス主演のNetflixコメディ)
4月13日「JUSTIFIED 俺の正義」
4月16日「Parenthood」(ロン・ハワード監督の映画「バックマン家の人々」21世紀版。視聴率低迷ながら、NBCで6シーズン(103話)を放送。イベントでは1月29日放送済みの最終話を観賞後、パネルインタビューが実施された。)
上段左からクリエイターのジェイソン・ケイティムズ、ピーター・クラウス、ローレン・グレアム、下段左からタイリー・ブラウン、マックス・バークホルダー、クレイグ・T・ネルソン (c) Meg Mimura
上段左からメイ・ホイットマン、エリカ・クリステンセン、サム・ジェーガー、下段左からボニー・バデリア、サヴァンナ・ペイジ・レイ、ショロ・マリデュエナ (c) Meg Mimura
4月17日「Black-ish」(昨秋始まったABCのコメディ)
4月20日「ウォーキング・デッド」
スピンオフの話で持ちきりだった「ウォーキング・デッド」のパネルインタビュー。もう1回だけ、エミー賞受賞のチャンスがある。
4月21日「Girlfriends' Guide to Divorce」
ユニバーサル・スタジオで開催されたBravo局の「Girlfriends' Guide to Divorce」。まだ夏休みに入っていないからか、テーマパークは比較的空いていた。 (c) Meg Mimura
上段左からデリア役ネカー・ザデガン、ジョー役アラナ・ユーバック、下段左からアビー役リサ・エデルシュタイン、クリエイターのマーティ・ノクソン。ノクソンは、「マッドメン」の脚本を書いた経験があり、6月からLifetime局で「UnReal」と題した風刺コメディが始まる売れっ子放送作家。 (c) Meg Mimura
上段フィービー役のボー・ギャレット、下段ジェイク役ポール・アデルスタイン。アデルスタインは、第4話を書き下ろし、放送作家としても実力を発揮。幸せな結婚生活を送っているアデルスタインに秘訣を尋ねたところ、「男女関係の破綻はどれも似たり寄ったり!」との答え。うーむ、そうかなぁ? (c) Meg Mimura
パネルインタビュー後の立食パーティーは、ミニオン・メイハムの館(昨年4月に設置された人気のライド)の真ん前、劇場の入り口で行われた。キャストは最後まで付き合ってくれて、番組への好感度をアップ! (c) Meg Mimura
4月23日「Operation Change」(ドキュメンタリー)
4月26日「The Book of Negroes」(TV映画)
4月27日「ハウス・オブ・カード 野望の階段」
番組自体は病み付きになるほど面白いとは思うが、キャストに会うのは怖い感じがする。私はこの日は見送ったが、参加した友人曰く「でっかい警備員が取り巻いていて、誰にも近づけなかった」とか。それでは根回しイベントを開催する意味がない!?
4月29日「Mom」(「ビッグバン★セオリー/ギークなボクらの恋愛法則」クリエイターの最新コメディ。2013年秋からはじまった本作は、5月4日にシーズン2を完了。)
主人公クリスティーを演じるのは、可愛くて面白いアンナ・ファリス。生い立ちも大人になってからの選択も間違いだらけのクリスティーが、バツイチママとしてどう生き延びるかが描かれている。時々ながら、良いことが起こって、人生まんざら捨てたものではない!と思わせるところが良い。 (c) Meg Mimura
共演のレジーナ役オクタヴィア・スペンサー(左)と、クリスティーの最悪の母親ボニーを演じるアリソン・ジャニー。ジャニーは、「これほど、私と正反対の役を演じるのは初めて!」と言う。受動的攻撃性人格はお手の物では? (c) Meg Mimura
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