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Channel: ハリウッドなう by Meg
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コーデンの全力投球が実った「レイトx2ショー」の裏話!

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TCAプレスツアーの一環として、1月に公開録画に参加したことは、2月16日の記事でご報告しましたが、今回は5月5日の「レイトx2ショー with ジェームズ・コーデン」の根回しイベントで入手した裏話をご報告します。 JamesCordenMarquee.jpg 「レイトx2ショー with ジェームズ・コーデン」の根回しイベントも、エル・ポータル劇場で開催された。開場まで2時間余りあるのに、早々と行列が。(c) Meg Mimura 昨秋始まったばかりの「レイトx2ショー」のハイライトを披露して、会場の雰囲気が盛り上がったところへ、コーデンが登場。「すっごい!もうこれだけ放送したんだ!」と感激の一言を発して、挨拶しました。「毎晩、テレビでやりたい放題できるなんて、本当にラッキー」「最高に幸せ!」「エミー賞なんて恐れ多い!」など、セッション中何度も感謝の念を伝える謙遜なコーデンです。 JCPanel.jpg 左からモデレーターのビル・カーター、コーデン、ベン・ウィンストン、ロブ・クラブ。ウィンストンはコーデンの親友、英国でも番組を制作していた。米国側からは、クラブが関与。(c) Meg Mimura 英国では人気者のコーデンが、「放送開始10日前なのに、CBS撮影所に入れてもらえないんだ。顔パスが効かないってことじゃん、参ったよ。守衛の後ろには、’この顔’がデカデカとビルボードに出てるのにだよ。」と言います。「この国では知名度が低いからって、執行猶予期間なんてもらえないから、放送と同時に視聴者をつかんで離さないユニークな’何か’が必要だった。」と、英国から同行したウィンストンが付け加えます。 と言う訳で、この番組の代名詞になった「カープール・カラオケ」や「クロスウォーク・ザ・ミュージカル」などが誕生しました。現在、108本のビデオがオンラインで視聴できます。「カープール・カラオケ」は、英国でも制作していたそうで、1月にウィンストンから手順を聞いていましたが、この日はテクニカルな説明はありませんでした。先行車がコーデンを誘導するので、カラオケに専念できること、車内に7台のカメラが設置されていることがスムーズな制作に繋がっているのだとか.... カラオケの初ゲストは、歌姫マライア・キャリーでしたが、コーデンの度重なる誘導にも関わらず、なかなか乗って来ず、「冷や汗ものだった」と言う。何曲も不発に終わるが、撮影所に着く頃には....コーデンの冷や汗をじっくりご覧あれ。 CBS撮影所前(ジェネシーとビバリーの角)は、危険が一杯!コーデンが制作するヒット・ミュージカルが、横断歩道で上演される。信号が変わるのを待っているドライバーの反応に注目!但し、近辺をパトロールするお巡りさんから「今度、交通妨害したら、逮捕なのだ!」と警告を受けている。ショービズは命懸け!? 「世知辛い世の中なので、『ほんわか』がモットー」とは、昨夏の制作発表時のコーデンの言葉ですが、温かさと庶民的が売りです。又、単なるトークばかりでは、テレビと言う映像媒体を最大限に利用していることにならないので、「感覚的/視覚的に差別化しなければ、生き残れないと確信していた」と、プロデューサー達は舞台裏を披露。こんな機会は二度とない!と、コーデン始め関係者一同が果敢に全力投球している様子がひしひしと伝わってきました。 CordenWinston.jpg コーデン(左)とウィンストンはツーカーの仲だと言うが、ウィンストンの暖かい眼差しは、息子を見守る親のようだ。(c) Meg Mimura ハリウッドへの殴り込みの感想を(英国人)参加者から尋ねられ、コーデンは「お世辞には頑張って!って言うけど、本音はやっかみの英国人に比べると、アメリカ人は裏表がない」と答えました。英国人気質って、日本人の本音と建前の狭間と同じなんですね? 私も、ハリウッドに落ち着いて15年余りになりますが、足を引っ張るのは、他でもない日本人です。ハリウッドに集まってくるクリエイティブな人種は、お互いの才能を敬い、真摯に成功を祈ってくれます。「居心地は満点!」と、評価したウィンストンに、乾杯!私も同感です。 CordenWithFans.jpg ファンと歓談するコーデン。(c) Meg Mimura

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