5月9日、パラマウント撮影所内の劇場で開催された「Veep」に参加しました。
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今年の番宣ポスターは、シーズン4の最終回でセリーナ・マイヤー(ジュリア・ルイス=ドレイファス)の大統領就任が危うくなったため、「多分!」になっている。何となく自信のなさそうな顔つきでは? (c) Meg Mimura
今年も、4月から新シーズンが始まっており、この日は5月15日に放送予定の第4話「Mother」が試写されました。この逸話で来年のエミー賞は、またドレイファスが獲得するだろうと思うほどの出来栄えで、お腹がよじれるほど笑いました。
試写の後、キャストと今シーズンから制作を引き継いだデビッド・マンデルが登場しました。今年のイベント会場はいずれも照明が悪く、この日も、舞台上のキャストの写真は極めてお恥ずかしいものばかり。
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左からマンデル、ドレイファス、トニー・ヘイル(ゲーリー役)、ケヴィン・ダン(ベン役)。 (c) Meg Mimura
「Veep」のクリエイター、アルマンド・イアヌッチが、自ら「潮時!」とシーズン4を以って降板し、英国に帰国したため、先ずは制作を引き継いだマンデルの紹介から始まりました。「『隣のサインフェルド』や『ラリーのミッドライフ・クライシズ』など、長~~い付き合いよ」とドレイファス。2012年以来、東海岸のボルチモア市で撮影してきましたが、今シーズンからLAで撮影しています。お帰りなさい。大歓迎です。
イアヌッチが英国人目線で制作していたのに対し、マンデルは「米国人目線に切り替えた」と発表しました。シーズン5では、オバマ大統領就任以来再燃し、益々大火になり収拾がつかなくなった人種差別を含め、米国の’今’が描かれています。歴史は繰り返すと言いますが、米国で生まれ育ったマンデルにしか見えない歴史の流れは、イアヌッチには捉え切れる筈がありません。これも大歓迎です。
2013年、根回しイベントに参加して知った「Veep」ならではの手作り感たっぷりの制作過程(7週間前にリハーサルし、アドリブを脚本に反映して4回書き直して仕上げ、完璧な脚本で2度撮影して編集する)をご紹介しました。ドレイファスは、「リハーサルにかける時間?今シーズンは約5%ほどカットしたわ」と言いますが、キャストがほとんど変わっていないので、5%減は妥当と思われます。つまり、作品の質には何ら変わりが無いと言うことです。
ドレイファスが、12年から4年連続エミー賞コメディー部門の主演女優賞を受賞したのは、大人に受ける洗練された政界内幕暴露コメディーが、如何に希少価値かの証拠ではないでしょうか?人気は益々沸騰、今年はパネルインタビュー後、お目当の俳優に近づくこともできませんでした。
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サインや写真撮影を求めて、舞台際では押し合いへし合いが繰り広げられた。ダン(中央メガネ)はサインに、リード(右端)はツーショットに応じている。 (c) Meg Mimura
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’牛目’の渾名で呼ばれるエミー賞助演男優賞受賞者ヘイルは、とにかくギョロ目が特徴。NYタイムズ誌で、セリーナと鞄持ちゲーリーの上下関係でありながらな、戦友/片思い/将来は茶飲み友達的な、今テレビ画面上で最も摩訶不思議な関係が取り上げられた。ヘイルの頭上左には、’でくの坊’ジョナを演じるティモシー・C・サイモンズのヒゲ面が見える。最近、ヒゲはリバイバルを果たした。 (c) Meg Mimura
シーズン5の第5話で、どこでどう間違ったのか、あの’でくの坊’ジョナ(サイモンズ)がニューハンプシャー州の下院議員に立候補!!!!何の役にも立たない、’コウモリ’でも、長年ワシントンにしがみついていると、こんなチャンスに恵まれる....と言う、政界へのあてこすりだ。さ、す、が。
5月8日、「グッドワイフ」の最終回が放送され、ゲーリー・コールに感想を聞ける!と勇んで出かけたにも関わらず、コールは不参加でした。「Veep」の大統領付上級戦略家ケント役のコールは、ダイアン・ロックハート(クリスティーン・バランスキー)が、シーズン4で結婚した、’共和党バリバリ’のカート・マックヴェイを演じ、「グッドワイフ」終焉に意外などんでん返しをもたらした触媒的存在なので、突っ込んだ話をしたかったのに~。残念無念。
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「となりのサインフェルド」のエレイン、「The Adventures of Old Christine」のクリスティーン、「Veep」のセリーナ。これがドレイファスのはまり役?と各ヒット作を分析するものの、エレインの中年バージョンがクリスティーンだと考えれば、セリーナが真のはまり役かもしれない。 (c) Meg Mimura
写真を何枚か撮った後、表に出ると、レセプションたけなわ!毎回、キャストは出席した試しがないので、いざ、食べよう!と思ったのですが、パネルインタビュー後小一時間は経っているのに、まだまだお腹を空かせて、長蛇の列に並んでいる参加者ばかりではありませんか。それとも、お代わりの列でしょうか?ウエイターが会場を持ち回っているおつまみで一時凌ぎするしか手はありません。
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レセプション会場準備中。去年は暗くて写真が撮れなかったので、今年は入場する前にパチリ!大統領主催の晩餐会風? (c) Meg Mimura
今年は、何故か(?)スパイスたっぷりのメキシコ料理が振舞われました。金曜日の夜のこと、夜遊びにハリウッドに向かう人で渋滞する時間です。今、帰途に着くのは得策ではないと判断し、一番短い列に並ぶことにしました。それでも、割り込んで来る人、笑顔で厚かましい行為を平気でやってのける人、文句を言っても聞こえないふりをする人が後を絶ちません。腹は立つ、お腹は空く、ハリウッドの夜は更けていきます。
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今年は、星を歩道に映し出す照明効果が抜群だった。 (c) Meg Mimura
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