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Channel: ハリウッドなう by Meg
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2015年新番組、放送1ヶ月後の成績表ーCW, FOX, NBC

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2015年10月20日現在の、CW、FOX、NBCの新作の成績です。 ■ The CW ドラマ ◇「Crazy Ex-Girlfriend」 10月5日にデビューしたばかりのミュージカル・コメディー。あれだけ、街中で番宣ポスターを目にし、好意的な作品評が出回っていたにも関わらず、プレミア日の視聴率は期待を大きく裏切る低さでした。裏番組「ビッグバン★セオリー ギークなボクら恋愛法則」と「ヴォイス」に対抗したのは得策とは言えませんが、視聴率低迷など何のその!と「Jane the Virgin」を更新したCWですから、「Crazy Ex-Girlfriend」を辛抱強く見守って行くつもりなのでしょう。 9月7日に、「レイチェル・ブルーム、プリヤンカー・チョープラーの魅力でお薦め!」で本作を推薦しましたが、英語の評論も是非、ご一読ください。 http://www.familychoiceawards.com/entertainment/crazy-ex-girlfriend-premiers-on-the-cw/ ■ FOX ドラマ ◇「Minority Report」 5話放送済みですが、9月21日のデビュー回から全く視聴率を獲得できません。コミコンでSFあるいは「マイノリティー・リポート」オタクから絶賛を博しても、必ずしも視聴率につながらないことが、又々証明されました。 スピルバーグ監督の映画「マイノリティー・リポート」のテレビ化ですが、映画の最終シーンで姿を消した3人の予知能力者(=プリコグ)の物語で、映画の11年後(2065年)の未来社会が舞台となっています。青年ダッシュ(スターク・サンズ)が、予知夢を利用してメトロ警察署のヴェガ刑事(ミーガン・グッド)と殺人阻止に乗り出します。違う世界からやって来た白人男性と敏腕黒人女性刑事の会話は、「スリーピー・ホロウ」のイカボッド・クレーン+ミルズ刑事を彷彿させます。従って、「いずれ、面白くなるのかな~~」と期待して観ているのですが.... 残念ながら、シーズン1の契約本数13話を10話に削減されてしまいました。10話で一巻の終わりとなるのでしょうか?それとも、スピルバーグのお墨付きで世界に放送権を売ってしまった手前、シーズン2まで引き延ばすのでしょうか? ◇「Rosewood」 「エンパイア」(午後9時放送)の先行番組として、9月23日のプレミア回は750万人が視聴しましたが、毎週確実に620万(9月30日)、570万(10月7日)、500万人(10月14日)と下降の一途を辿っています。それでも、10月16日には22話が確約されました。 「HOUSE」や「Backstrom」(2月16日にご紹介した自暴自棄、暴飲暴食、偏屈刑事)に次ぐ偏屈病理学者ローズウッド(モリス・チェストナット)が主人公の犯罪捜査ドラマです。特にこれと言って、目新しいアイデアのドラマではありません。 コメディー ◇「Grandfathered」 3話放送済み。9月29日のパイロット版は534万人の視聴者を獲得しましたが、2週目は387万人、3週目は317万人と、悪戦苦闘かと思いきや....10月15日、6話追加制作が発表されました。 ジョン・ステイモスが50歳の独身実業家を演じる本作は、タイトル通り、ある日突然目の前に現れた息子と孫娘に戸惑うジョージ・クルーニー風「最後の独身男」のコメディーです。 ◇「The Grinder」 3話放送済み。「Grandfathered」の後続番組として9月29日に放送されたパイロット版は、498万人の視聴者を獲得しました。2週目は315万人、3週目は253万人と、明らかに「Grandfathered」より更に悪戦苦闘しています。ところが、本作も10月15日に、6話追加制作が発表されて、シーズン1は19話となる見込みです。 ロブ・ロウがドラマ「The Grinder」で演じた弁護士を、故郷アイダホ州ボイジーにそっくりそのまま持ち込むコメディー。弁護士として活躍していた弟を差し置いて、クライアントに法律のアドバイスを始めると言う、ロウのファンにとっては嬉しい(?)コメディーのようです。 ■ NBC ドラマ ◇「Blindspot」 放送3週目に、22話が確約されました。今シーズン初の「ヒット作!」とNBCが主張するの は、放送開始日に、1000万人の視聴者を獲得したからですが、10月19日には、782万人に減少しています。この調子で、22話を維持できるのでしょうか? 記憶喪失の女性の全身に刻み込まれた刺青が、犯罪捜査の手がかりとなるアクションスリラーは、特に目新しいアイデアではありません。但し、他にこれほどの視聴率を獲得した作品がないので、NBCはシーズン更新するでしょう。 ◇「Heroes Reborn」 10月15日に第5話が放送されたミニシリーズ。10話限定で制作しているようなので、今シーズンは安泰に違いありませんが、放送5週目には、プレミア日に獲得した609万人の視聴者のうち200万人余りが、放棄しています。 同様のヒーロー・アクションモノが、これでもかこれでもかと登場する現在、「新キャラの新ドラマ」との触れ込みでは、嘗てのファンを掴みきれないのでしょう。 ◇「The Player」 4話放送済みですが、裏番組がABCの「殺人を無罪にする方法」なので、悪戦苦闘中です。とは言え、9月24日のプレミア時に獲得した468万人の視聴者が、比較的変わりなく観ていると言う事実は否めません。10月15日の放送時、約400万人弱の固定ファンで定着した感があります。 但し、ドラマとして目新しさもなく、キャラに魅力がないので、続きを観たいと思いません。また、アクションスリラーが1本増えた?程度の印象しか残らず、今年初の打ち切り作になる可能性が大です。「Blood & Oil」と打ち切り第一号の座を争っているような... コメディー ◇「Best Time Ever With Neil Patrick Harris」 ニール・パトリック・ハリス司会のバラエティ番組。ドラマと違って、経費もそれほどかからない上、10月13日放送の第5回目でも、450万人に視聴者を維持しているので、しばらくは安泰ではないでしょうか? ◇「Truth Be Told」 1話放送済み。パイロットでは、「それを言っちゃっちゃおしまい」が余りにも沢山ありすぎて、今の世の中、実に生き難い!がテーマでした。パイロット以降、どのようなコメディーになるのかは不明ですが、キャラ設定から生まれたコメディーではないようです。人種差別撤廃や家庭内暴力撲滅など、概念をコメディーにするとこうなるのでは?と言う好例のような気がします。

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